MetaQuest3はAppleVisionProの代わりになるのか？ 2024年8月4日 更新！

MetaQuestシリーズは体験したことがなく、PSVR2を購入したことはあります。PSVR2はPS5のパワーを使う前提なのでゲーム自体の魅力、映像力は驚くレベルでした。ただVRに関する実績と投資の違いゲーム以外のUIやアプリ数、MetaQuest3はMRを前提として開発されている差が大きく出ています。

PSVR2でも白黒で簡易的なMR要素はありましたがあくまでゲーム重視で開発されているので、その点は比べる事自体が間違っているとは思います。

前置はこれぐらいにして、早速ほぼ同時期に購入したiPhone15ProMaxに専用のアプリをインストール、セットアップ自体も簡単でしたが最初MetaQuest3自体の電源を入れていないでセットアップを進めていた為、途中で進めなくなってしまいました。単純なミスですが一瞬何が問題なのか分からなかったのでシンプルにしすぎた些細な問題と思います。

実際MetaQuest3を装着してMRを初体験した初感想としては、最初の操作に慣れる為のプリインストールされているアプリやゲームを体験した時の衝撃は感動すらしました。昔の火星人みたいなキャラと踊る時には脳的にはもうリアルな現実と判断していたと思います。それぐらいVR内での没入感が素晴らしい証拠だと思います。

またプリインストールされたMRゲームは自分のリビングをスキャンして体験しましたが、現実とゲームとの融合が素晴らしく自然で本当に天井が破れて宇宙船が降りてくる時なんて感動しました。

Immersedを利用してPCやMacのモニターとして利用を試してみました。まだ詳しいところまで触ってませんが実用性は高くレイテンシーが良ければ快適に使えそうです。まだ試せていませんがWi-Fiダイレクトや有線で繋げる方法があれば大幅に改善できると思われるので後々調べて試してみます。

項目	Meta Quest 3	Apple Vision Pro
CPU	Qualcomm Snapdragon XR2 Plus	M2チップ ＋ R1チップ
ディスプレイ解像度	2064 x 2208 (片目あたり)　 25PPD	3800×3000(片目あたり) 40PPD～50PPD（憶測・噂）
ディスプレイ種類	液晶　HDR非対応	マイクロOLED　広色域でHDR対応
リフレッシュレート	90Hz、120Hz(実験機能)	90～100Hz
レンズ	パンケーキレンズ	パンケーキレンズ
視野角（Field of View）	水平110度，垂直96度	約90度
アイトラッキング機能	なし	あり
パススルー	カラー　約400万画素	カラー

解像度に関してはこの価格帯では十分納得できます。価格が全然違うAppleのVisionProの様な機種なら物理的なモニターと変わらず、パススルーの映像も現実との差が少ないと思われます。上記の比較リストは主に映像に影響がありそうなものの抜粋になりますが、例えば同じパンケーキレンズでもクラスが違うと思われるので、これだけ価格差があると本来比較対象ではないです。

ただしMetaQuest3も表示しているモニターはサイズや位置にもよりますがフルハイビジョンぐらいの画質で実用レベルの表示はしてくれています。パススルーに関してはカラーですがにじんでいる感じでスマホは読めますがどうにか読める程度です。この点もVisionProなら綺麗に見えるのかもしれません。

プリンストールのゲームやPCのリモートデスクトップ、YouTubeやAmazonPrimeビデオを長時間利用していても酔わない。まだPSVR2程本格的なゲームを体験していないからかもしれませんが乗り物酔いが重度な私にとって驚きです。PSVR2を遊ぶときは乗り物酔いの薬を飲んで挑んでいたぐらいなので、スペックでは分からないノウハウが入っていると思われます。

本体に付いているスピーカーは想像していたより良い音がします。ただ、使用している本人以外にもそのまま聞こえてしまうので周りに迷惑となってしまいます。家族のいるリビングで利用しているともうアウトです。通常はイヤホンジャックに有線で接続して使っていますが、Bluetoothでも接続もできます。

純正のまま使用しているとどうしてもゴムバンド方式なので圧迫が強いのと、やはりバッテリーが厳しいので「Meta Quest 3 Eliteストラップ バッテリー付き」を追加購入してみました。

まずは装着感ですが圧倒的に改善されました。バッテリーが後部についた分、重量が増しましたが前後のバランスがとても良くなり、強く締め付けなくても帽子をかぶる時みたいな感じで安定します。そしてなりよりバッテリーの持ちが1.5倍程度になり、3時間は余裕で使えるようになりました。それ以上バッテリーが持つ方が便利ですが、人間の方が連続使用に耐えられなくなるので

毎日、会社でも自宅でも使い続けているので色々なアプリやゲームを試していき追記レビューをしていきます。

1年近く利用して良かった点や体験したApple Vision Proとの違いをレビューしたいと思います。

まずは仕事での利用ですが、これに関してはImmersedを利用してモニター代わりに利用していましたが1週間で使用しなくなりました。色々試しましたが正直言ってPC作業は物理モニターの方が良いです。出張であろうが新幹線、飛行機の中であろうがPC作業は物理モニターの方が結局使いやすいし、気軽です。

次は自宅での利用ですが、これに関しては出かけていない限りほぼ毎日利用しています。今までiPhoneやiPad、TVで見ていたYouTubeやプライムビデオなどの動画はもちろんのこと、デジタルで見ている雑誌、漫画も自宅ではMetaQuest3を利用しています。結論としてビューワーとしては現状最良のガジェットとなっています。

MR状態で利用しているので家族との会話も問題ないですし、物理TVもバージョンアップしてからは色も不自然さがなくなりそれなりにMR経由でも十分観れます。食器洗いながらも使えますし、正直そのままトイレにも行きます。何より大画面を手ぶらで利用できるのは本当に楽で、iPad使っているときは手で持っているのが疲れていました。みているものを家族に見られないのも一種の家族であってもプライベートを守れるのは良いです。

MetaQuest3を装着している圧迫感や重量はデメリットですが、Meta Quest 3 Eliteストラップ バッテリー付きを購入してからは重量バランスがとても良くなり、なれると手ぶらの方が楽になりました。最近ではMetaQuest3を装着した状態でリラックスできる椅子やソファを探すのが楽しみにもなってきています。

話は代わりますが日本でもApple Vision Proが発売され早速Apple栄に体験予約を入れて試してきました。結論としてはさすが10倍の価格だけあり、商品の質感、見ているときの画質、MR画質共に明らかにレベルが上です。ただ、MetaQuest3は毎週の様にバージョンアップが繰り返され、最近のバージョン68では歪みがかなり減り、ウィンドウの自由度も上がり正直価格差の程の違いはありません。逆に視線と手で操作するApple Vision Proの方が目が疲れるしリモコンが逆に欲しくなります。更にYouTubeなどの動画に関しては差が分かりません。余程4K以上の高画質でない限り、物理モニターの4Kとフルハイビジョンと比べるのと同じで差が出ずらいです。将来的にはApple Vision Proの画質は欲しいと思いますが10倍の価格を出す価値はありません。もちろんApple Vision ProだからこそのApple製品連携やApple製品だからこその安心感とUIの良さはiPhone好きとしては大きな魅力ですが無理する段階ではないと判断しました。

MetaQuest3はバッテリーを内蔵している点。オプションのMeta Quest 3 Eliteストラップ バッテリー付きなどで更にバッテリーを増やせるのもApple Vision Proと違い配線レスなのも大きな利点です。

MetaQuest3が一番合う人は、YouTubeやプライムビデオ、ネットフリックスといった動画配信を毎日のように利用、インターネットやデジタル漫画などを同じように毎日利用する方、そしてiPadやiPhoneの様に手で持ち続けることが嫌と思っている人。MRの利点で家族と交流しつつもプライベート空間が欲しい人。私は上記に書いたメリットが全て当てはまり、もうなくてはならない存在になっています。

人生の中でiPhoneが発売された事に次いで人生を変えるほどのガジェットになっています。上記に書いたような条件に合う方は今の現状はMetaQuest3一択だと思うので購入を強くお勧めします。

購入はこちらからMeta Quest 3 128GB | 画期的なMR(複合現実) | PC VR/MR ゴーグル